三面川の鮭漁、いよいよはじまります 2009年10月15日
村上もすっかり秋めいてきました。
この時季の風物詩はなんと言っても鮭。
村上藩士で鮭の回帰性に着目した偉人・青砥武平治の
活躍したころから変わらない風景かもしれません。
私たち村上の人間は鮭をほんとうによく食べます。
節目節目に、祝い事に、日常食にと、多岐に渡り
鮭と共に食文化を薫陶しているかのようです。
かつては藩の貧財の窮を救ってくれた恩恵でした。
鮭の人工孵化や漁法の進歩により増えてゆく漁獲が
藩財政を潤おし、そして今日の村上があります。
村上人が今でも鮭への感謝を忘れずに暮らしていることは
言うまでもありません。
村上では鮭を『イヨボヤ』と呼びます。
『イヨ』は魚(イオ)が転訛した語、
『ボヤ』は方言的幼児語で魚のこと、
つまり魚という語を二語並べて【魚の中の魚】という
語源だとか。
並の魚と意識的に区別するほど、
村上人の鮭への想いは強いのかもしれません。
もうじき始まる『居繰網漁』や『コド漁』を見る機会も
これからどんどん増えてきます。
伝統に裏打ちされ、素朴ながらも漁そのものに
情緒さえ漂うような様は一見の価値があります。
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